Tuesday, December 26, 2006

【オフィスデザイン事例】 BusinessWeek/Architectural Record Award Winners vol.5

オフィスデザイン事例 TBWA パーティション
先週からの引き続き、BusinessWeek/Architectural Record Award受賞者の紹介です。
今回ご紹介するのは、メキシコにある広告代理店、Terán/TBWAのオフィスレイアウトです。オフィスイメージはこちらでご覧になれます。

グローバルに展開する広告代理店、TBWA傘下のTerán/TBWAは、巨大なグローバルグループ内でユニークなアイデンティティを示すことができるオフィス空間を必要としていました。しかし、新しいオフィスは単なるコーポレートイメージを表現するだけではなく、創造性や協調性、柔軟性を促さなければならなかった。クライアントやプロジェクトがめまぐるしく変わる広告業界では、柔軟性は最重要な関心事であった。そのことが4ヶ月という短期間のデザインフェーズで明らかになり、その結果、プロジェクトの方向性が幾度と無く見直された。160人のオフィススペースは常に変化することを求められていた。設計事務所、Garduño Arquitectosは完全にオープンで柔軟なオフィススペースをデザインした。機能性を持つスカルプチャと呼べるその階段と3階のビルは、異なるフロアを視覚的に統一させることに成功した。


注目するのはこのパーティションですね。可動させたり、何か書き込むことができたり、非常にダイナミックな印象を与えます。

Thursday, December 21, 2006

【オフィスデザイン事例】 BusinessWeek/Architectural Record Award Winners vol.4

オフィスデザイン事例 Novartis Institutes for Biomedical Research カフェテリア
引き続き、BusinessWeek/Architectural Record Award受賞者の紹介です。
今回ご紹介するのは、生物医学研究会社のNovartis Institutes for Biomedical Researchのオフィスレイアウト事例です。オフィスイメージはこちらでご覧になれます。

新薬発見のためにはインタラクションとコラボレーションがなくてはならないと確信しているNovartisは、経営陣が呼ぶ「sociology of science(科学社会学)」を促進させるオフィススペースを必要としていた。中央研究所をスイスのバーゼルからマサチューセッツに移転を決めた際、グローバル製薬会社、Novartisはオフィスのゴールを「sociology of science」実現の支援とした。デザイン事務所Stubbins Associatesは、1927年に建てられたNeccoのキャンディー工場をハイテク研究所にリノベーションするという独創的なソリューションを提案。MITや他の研究機関に近いという立地条件、ビルディングの窓とオープンスペースは、革新的なオフィスとして最適であった。Stubbinsは可能な限りキャンディー工場の壁を取り払い、オープンスペースを作った。パーティションが必要な時は、視覚的なコネクティビティと採光のためにガラスパーティションを活用した。

研究所というと閉鎖的なイメージがあります。しかしながら、イノベーションにはコラボレーションが不可欠であるならば、ナレッジワーカーである研究者には必然なオフィス環境かもしれません。

Tuesday, December 19, 2006

【オフィスデザイン事例】 BusinessWeek/Architectural Record Award Winners vol.3

オフィスデザイン事例 トロント大学 ホールウェイ

引き続き、BusinessWeek/Architectural Record Award受賞者のオフィスレイアウト事例紹介です。
今回ご紹介するのは、トロント大学Terrence Donnelly Center for Cellular and Biomolecular Research (TDCCBR)です。オフィスイメージはこちらでご覧になれます。

密集した都市の中心にあるTDCCBRは、クライアントのニーズはもちろん、周辺の歴史的建造物に対しても細心の配慮を必要としている。カナダで最も先進的な研究所のビルはかつての駐車場に建てられた。プロジェクトチームは、研究者たちが活発にアイディアを交換できるカジュアルなエリアを構築。さらに環境にやさしい素材を使ったカーテンウォールを採用するなど多くのサステイナブルな特長を持つビルを建設した。

今回はオフィスではなく、大学の事例紹介になりました。完全にリノベートするのではなく、古い資産を有効に利用し、建設されたビルが日本でも最近増えていますね。

Monday, December 18, 2006

【オフィスデザイン事例】 BusinessWeek/Architectural Record Award Winners vol.2

オフィスデザイン事例 TreuHandStelle 吹き抜け

引き続き、BusinessWeek/Architectural Record Award受賞者のオフィスレイアウト事例紹介です。
今回は、TreuHandStelleのドイツ本社のオフィス紹介です。
閉鎖された炭鉱跡をTreuHandStelleの採光性の高い本社に形を変えました。
BW/ARの審査員は、受賞理由を「NordsternにあるTreuHandStelle (THS)の新しいオフィスは、時代遅れの有害な廃棄施設を美しいオフィスへの強いコミットメントを持って実現した。」と評価しています。


全く使用目的の違う建物を一部を有効に活用することにより、オフィスに変身させるという試みは非常に興味深いです。しかも、今でも排出されているメタンガスをオフィス設備のエネルギーをして活用しているそうです。

Friday, December 15, 2006

【オフィスデザイン事例】 BusinessWeek/Architectural Record Award Winners vol.1

オフィスデザイン事例 日産 デザインスタジオ 執務エリア
昨日からの続きで、BusinessWeek/Architectural Record Award受賞者が紹介されています。
今回は、Nissan(日産)のカリフォルニアにあるデザインスタジオデトロイトのスタイリングスタジオのオフィスレイアウト事例紹介です。

このスタジオを手掛けたLuce et Studioは、ただ自動車メーカーのデザインに対する思い入れを反映させるだけではなく、デザイナーのプライバシーを妥協することなくよりよいコミュニケーションを促すオープンなオフィスレイアウトをデザイン。


オフィスイメージからは、オープンな雰囲気とコミュニケーションを改善する仕組みを見ることができます。

Thursday, December 14, 2006

【オフィスデザイン事例】 Designed For Success - BusinessWeek/Architectural Record Awards

オフィスデザイン事例 Apple Store
アメリカのビジネス雑誌「Business Week」と建築雑誌「Architectural Record」が2006年のBusinessWeek/Architectural Record Awardsが発表されました。

建築関連の賞のほとんどが典型的にデザインにフォーカスされるのに対し、BW/ARの賞プログラムは建築がいかに顧客問題を解決し、営業目標を達成するかという厳密な基準に基づき評価される。
主な受賞作品は;
Apple Store (ニューヨーク5番街)
Bloomberg本社オフィス (ニューヨーク)
Genzyme Center オフィス(ケンブリッジ)
Terán/TBWAオフィス (ニューメキシコ)
etc.

こちらで受賞作品のオフィスレイアウトイメージを見ることができます。
次回から個々受賞企業のオフィスデザイン事例を紹介いたします。

Wednesday, December 13, 2006

Steelcaseのオンラインマガジン「360 ezine」12月号がアップされました

オフィス家具メーカー、スチールケースのオンラインマガジン12月号
アメリカSteelcaseが発行する月刊オンラインマガジン「360 ezine」12月号がアップされました。今月号の特集は、人間と環境に優しいリサイクル・システムである「Cradle to Cradle™ (C2C)」についての記事です。「Cradle to Cradle™ (C2C)」についての日本語での解説はこちらをご覧下さい。

また、マーケティングトレンドとして、アメリカのB2B最新事情が紹介されています。その他、デザインやオフィス、ポップカルチャーについての記事も掲載されています。

Monday, December 11, 2006

【オフィス家具】 The Best & Worst of 2006

オフィス家具 シスコシステムズ Telepresence Meeting System
アメリカのビジネス雑誌「Business Week」でThe Best & Worst of 2006が発表になりました。
その中でも目を引いたのは、Cisco Syetems[Telepresence Meeting System]です。これは、テレビ会議システムで、遠隔地のミーティング出席者がほぼ等身大で写されます。会話の中で使用される資料も以前より共有することができ、また、表情やジェスチャーも読み取れるので、コミュニケーションも改善されるかもしれません。
詳細な記事はこちらから

Friday, December 08, 2006

【オフィスデザイン事例】 NOPA第21回オフィス見学会報告書がアップされました

NOPA(ニューオフィス推進協議会)の主催するニューオフィス見学会のオフィス事例報告書が新たに追加されました。第21回は新日鐵化学株式会社でした。
報告書のPDFはこちらからダウンロードできます。

Designing the 21st century cubicle

オフィストレンド コラボレーション
アメリカのビジネス雑誌「Business 2.0」に最近のオフィストレンドの記事が掲載されています。
GoogleCiscoのような企業がモバイルワーカーのニーズに応えるためにオフィスをリノベーションしているようです。ビジネスの成功にはコラボレーションがクリティカルという観点からオフィスの役割を再定義したということです。
Ciscoでは、従業員がオフィスに来るのは、ミーティングと社員間の交流という調査結果が出ました。更にプロジェクトチームのための柔軟なレイアウトが要求されていました。その課題に対するオフィス事例はこちらで見ることができます。

Thursday, December 07, 2006

【オフィスデザイン事例】 Bloombergの本社がSEGDのデザイン賞を受賞

オフィスデザイン事例 ブルームバーグ ミーティングスペース
SEGD (Society for Environmental Graphic Design)が2006年度のデザイン賞を発表しました。今年は、 ニューヨークにあるBloomberg L.P.の本社オフィスがデザイン賞を受賞しました。
デザイナーは、従業員、クライアント、訪問者にBloombergの商品、ブランド、サービスについて切れ目なくコミュニケートできるオフィスインテリアを構築

View all imagesをクリックするとスライドショーで各オフィスフロアのイメージを見ることができます。
通常、サインは一貫性というのが重要視されるのですが、このデザインはその定石を崩しつつ、ダイナミックさを表現していますね。

Monday, December 04, 2006

【オフィス家具】 アメリカインテリア雑誌Interior DesignがBest of Yearを発表

オフィス家具 スチールケース エアタッチ オフィス家具 スチールケース リープチェア オフィス家具 スチールケース Oom Stool
左から、AirTouch, Leap, Oom

アメリカのインテリア雑誌「Interior Design」が2006年の Best of Year 19カテゴリから選出しました。6つの部門でスチールケース関連の11商品がノミネートされました;
Textiles
- DesignTex: Abstract Collections
Furniture - Table
- Brayton: Trees
- Steelcase: AirTouch
Seating: Contract - Office
- Steelcase: Leap
- Steelcase: Siento
Seating: Contract - Guest/Lounge
- Brayton: Await
- Metro: Poly Lounge
- Metro: Topo Lounge
Wallcoverings-Contract
- DesignTex: 180 Walls
- DesignTex: Kaleido
Innovation
- Brayton: Oom Stool

この中から以下の3商品がMerit recipientsに選出されました;
Furniture - Table
- Steelcase: AirTouch
Seating: Contract - Office
- Steelcase: Leap
Innovation
- Brayton: Oom Stool