引き続き、BusinessWeek/Architectural Record Award受賞者の紹介です。
今回ご紹介するのは、生物医学研究会社のNovartis Institutes for Biomedical Researchのオフィスレイアウト事例です。オフィスイメージはこちらでご覧になれます。
新薬発見のためにはインタラクションとコラボレーションがなくてはならないと確信しているNovartisは、経営陣が呼ぶ「sociology of science(科学社会学)」を促進させるオフィススペースを必要としていた。中央研究所をスイスのバーゼルからマサチューセッツに移転を決めた際、グローバル製薬会社、Novartisはオフィスのゴールを「sociology of science」実現の支援とした。デザイン事務所Stubbins Associatesは、1927年に建てられたNeccoのキャンディー工場をハイテク研究所にリノベーションするという独創的なソリューションを提案。MITや他の研究機関に近いという立地条件、ビルディングの窓とオープンスペースは、革新的なオフィスとして最適であった。Stubbinsは可能な限りキャンディー工場の壁を取り払い、オープンスペースを作った。パーティションが必要な時は、視覚的なコネクティビティと採光のためにガラスパーティションを活用した。
研究所というと閉鎖的なイメージがあります。しかしながら、イノベーションにはコラボレーションが不可欠であるならば、ナレッジワーカーである研究者には必然なオフィス環境かもしれません。
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